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優れたIT人材の採用に役立つ適性検査の活用方法とは?

  • SPI3の活用

2020年09月14日

IT技術がめざましい発展を遂げる一方で、今後はIT人材の不足が深刻化するといわれています。自社の文化にフィットし、新技術に対応できる人材をどう見極めて採用するか、
優秀なIT人材の獲得に向けた適性検査の活用方法を紹介します。

優れたIT人材の採用に役立つ適性検査の活用方法とは?

IT技術がめざましい発展を遂げる一方で、今後ますますIT人材の不足が深刻化するといわれています。優秀な人材を一人でも多く確保するため、これまで理系の人材にターゲットを絞っていた企業は、文系人材にも採用の間口を広げるようになりました。

こうした企業の新たな課題となっているのが、自社の文化にフィットしつつも、新技術に対応できる人材をどう見極めて採用するかという点です。

ここでは、 優秀なIT人材の獲得に向けた適性検査の活用方法をご紹介します。

IT人材の供給動向

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2019年4月に経済産業省が公表した「 IT人材需給に関する調査(概要)」によると、IT産業の競争力強化やデジタルビジネスの進展などを担うIT人材の需要が拡大する一方で、若年層を中心とした労働人口は減少の一途をたどっています。

同調査では、このまま需給ギャップの拡大が進めば、2030年には最大で79万人までその差が広がる 可能性があると指摘。現時点でIT産業に従事する人材のうち、「第4次産業革命」 に不可欠な先端技術にシフトできる人の割合が非常に少ないこともあり、優秀なIT人材の確保は企業の喫緊の課題であるとしています。

第4次産業革命とは、第1次から続く産業革命の4番目にあたる技術革新のことです。18世紀末、世界の産業に影響をもたらした最初の産業革命が起きました。そして21世紀の現在において、第4次産業革命の時期に来ているといわれています。その技術革新の中心がAIやロボット、IoTといったIT関連の技術なのです。

今、求められるIT人材とは?

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優れたIT技術によって製造業の構造やビジネスの在り方を大きく変えていくといわれる第4次産業革命は、IT企業の雇用にも大きな影響を及ぼしています。第4次産業革命をリードしていく企業になるには、AI、IoT、ビッグデータなどの先端技術に精通している、もしくはそれら新しい技術に柔軟に対応できる人材が不可欠だからです。

今後は、システムの受託開発や保守・運用といった問題解決型の人材に加えて、最新技術を用いて世の中に新たな価値を提供できる人材が、より多く求められるようになるでしょう。

IT企業に向いている人の適性

IT業界全体の変化に伴い、IT企業にマッチする人のタイプにも変化が生まれています。これからのIT企業で求められるのは、主に次のような適性を持った人です。

変化に対して柔軟に対応できる人

第4次産業革命で求められるのは、産業や生活に革新をもたらす新しいIT技術やデータの使い方を考え、形にしていくことです。

前例のない取り組みを進めていく場合、不確定要素が多いため、朝令暮改はよくあること。これまでの仕事の内容や仕事の進め方に固執せず、変化に柔軟に対応できる人に向いています。

論理的な思考ができる人

人手不足・後継者不足、産業そのものの衰退といった課題をITで解決するには、生産性を向上させ、新たな事業を創出して、ものづくりを活性化させるというプロセスに対して何をなすべきか、ロジカルに考えられる力が必要です。

学ぶ意欲がある人

IT業界では、日々新しいスキルや考え方が生まれています。今ある知識に満足せず、常に学び続けようとする向上心が求められるでしょう。

優れたIT人材を採用するためのプロセス

さて、採用活動を進めるIT企業にとって重要なのは、どうすれば「自社にとって必要な人材」を採用し、定着させられるのかという点です。

ここからは、優れたIT人材を採用するためのプロセスを見ていきましょう。

1. 戦略を立てて採用活動を展開する

まずは、自社のIT職の仕事内容を棚卸し、必須条件を洗い出します。洗い出した結果をもとに必要な人材のペルソナを設定することで、スキルだけにとらわれない採用活動を行うことができます。

2. 人物理解を深めた上で面接に臨む

事前に人物理解を深めた上で面接に臨みます。候補者の具体的なイメージができているので、より深く知りたい部分に特化して掘り下げた質問をし、自社との親和性を確かめることができます。

3. 候補者のタイプに合わせたコミュニケーションでフォロー

採用を決めた人材に対しては、自社の組織の現状と人材に期待している内容を伝えて意欲を引き出します。そして、組織が望んでいる役割を伝えて有効な動機づけを行います。

IT人材採用のためのSPI活用法

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IT業界の需要に対して圧倒的にIT人材の供給が少ない現状では、求める人材像に必要不可欠な要素を絞り込んで効率的に採用活動を行う必要があります。さらに、人手不足からスキル以外の適性にも目を向けて受け入れ幅を拡大した場合、採用担当者によって基準がぶれてしまったり、採用後にカルチャーフィットせず、早期離職につながったりする可能性が高まります。

そのため、「どんな人が欲しいのか」「何を基準にするのか」を明確化しておかなくてはなりません。

こうした人材像の設定において役立つのが、適性検査のSPIです。

まずは、自社で活躍しているIT職の職務適性を確認し、自社が求める人材像を明らかにしてペルソナを作ります。そして、ペルソナを基準として共有することで、必要な人材をスムーズに採用しやすくなります。また、これからのIT人材に不可欠な論理的思考力についても、SPIの能力検査における非言語能力から推し量ることが可能です。

これからのIT人材の採用は、人材像を固めて効率的に行おう

人手不足が加速するIT業界では、今後、応募段階でのITスキルのレベルだけにこだわらず、受け入れ幅を広げて採用活動を行う必要性が高まります。

そうなると、自社に必要な人材を確実に採用するには、「求める人材像」の明確化と共有がカギとなります。すでに活躍しているIT職の職務適性をもとにペルソナを設定し、効率的に採用活動を行いましょう。