お役立ちコラム

未経験者採用のメリットとは?
採用時に見るべきポイントも解説

2020年04月14日
  • 採用のノウハウ
  • SPI3の活用

厚生労働省の発表によれば、2020年平均の有効求人倍率は1.18倍で、前年の1.60倍を0.42ポイント下回りました。企業にとって母数を獲得しやすい状況ではあるものの、優秀な経験者は引く手あまたであり、採用の難度はむしろ上がったと悩んでいる採用担当者も多いのではないでしょうか。※厚生労働省「一般職業紹介状況(令和212月分及び令和2年分)について」
そんなときは、未経験者に目を向けて採用活動をしてみるのもひとつの手です。ここでは、未経験者を採用する場合のメリット・デメリットのほか、採用時にどのような部分をチェックしたら良いのか、見るべきポイントについてもご紹介します。

未経験者採用の現状

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未経験者採用への注力度は、業界や業種の状況、および企業の方向性によって二極化しています。

例えば、リモート勤務が増えて育成がままならなくなったり、未経験者にアサインできる案件が減ったりしたことを背景に、IT系の技術職では未経験者よりも中堅の経験者を求める傾向が目立ちます。

一方で、オンラインでの買い物需要を受けて好調が続くEC関連では、ECサイトの販促、ユーザーサポートといった分野で、今後の拡大を見越して異業種からの未経験者の求人が増加しています。

また、学生に有利な売り手市場で思うように若手を採用できなかった企業が、経験者より自社の風土になじみやすい未経験者のポテンシャルに期待して採用するケースも散見されます。

未経験者を採用するメリット

未経験者を採用する場合、企業にとってのメリットは、主に下記の3つが挙げられます。

● ポテンシャルの高い人材の獲得

未経験者は、経験者に比べて経験やスキルなどで、成長意欲があってポテンシャルの高い人材が多い傾向があります。学ぶ機会とチャレンジできる場を上手に与えることができれば、短期間で驚くほどの成長を遂げる人も少なくありません。

未経験者の謙虚かつ積極的な姿勢が既存社員に刺激を与え、全社に活気をもたらす副次的効果も期待できるでしょう。

● 母数の増加

経験者に限った採用では、候補者の母数獲得に限界があります。

未経験者にも採用の範囲を拡大することで、これまでとは異なる層にリーチできるようになり、選択の幅が広がります。

● アイディアの多様化

異業種、異職種からの転職者の場合、業界の常識や知識にとらわれない、未経験者ならではのアイディアを持っています。柔軟な発想で、企業に新たな方向性を示してくれるかもしれません。


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未経験者を採用するデメリット

未経験者採用は、メリットだけではありません。考えられるデメリットについても把握しておきましょう。

● 教育にコストと時間がかかる

経験者の場合、業界知識など仕事に必要な基礎は一通り身についているため、あらためて教育する必要がありません。一方、未経験者は、仕事の進め方や業界の特性など、ゼロからの教育が求められます。

採用後、戦力になるまでにコストと時間がかかることは、未経験者採用における最大のデメリットです。

● 早期離職の可能性がある

就労の未経験者、業界や職種の未経験者ともに、入社後にギャップを感じやすく、違和感が強いほど早期離職につながりやすくなります。

「こんなイメージではなかった」「前職と違いすぎる」などのミスマッチをフォローできないと、早々に退職されてしまい、採用後にかけた教育コストが無駄になってしまうのです。

未経験者の3つのタイプと特徴

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人手不足の昨今、「経験者が採用できないなら未経験者採用に舵を切る」という判断をする企業は少なくありません。一方で、現場の責任者や採用担当者は、「未経験者で本当に大丈夫なのか」「育成に時間と手間をかけたのに辞めてしまうというパターンが多いのではないか」と不安に感じるのではないでしょうか。

ただし、一口に未経験者といっても、仕事そのものの経験がないのか、職種経験なのか業界経験なのかでタイプが分かれます。

まずは未経験者のタイプについて把握し、それぞれのメリットについて解説します。

● 未経験者

未経験者は、応募した職種で就業した経験はもちろん、業界経験もまったくありません。知識は独学レベルで、採用後は基礎から教える必要があり、育成には時間とコストがかかります。

しかし、前職の知識や経験が邪魔をしない分、育成しやすいといえます。

「以前の会社ではこうだった」「私が教わったやり方は違う」というように、過去の経験に固執せず、会社の方針ややり方に素直に従ってくれる人が多いでしょう。

● 職種未経験者

職種未経験者は、応募した職種での就業経験はないものの、同じ業界で働いた経験がある場合を指します。職種未経験者は、業界についても仕事内容についても一定の知識を有しています。

育成期間はそれほどかかりませんので、早期戦力化が期待できるでしょう。

● 業界未経験者

業界未経験者は、異業種からの転職ではあるものの、応募した職種での就業経験がある場合を指します。

業界が未経験なだけであれば、ある程度の業界知識さえ身につければ、即戦力として期待できます。

職種未経験者、業界未経験者ともに共通している特徴として、未経験で異職種・異業種にチャレンジしようとしていることから、入社直後は前向きで意欲に満ちている点が挙げられます。

また、未経験で転職を繰り返してもスキルが身につかず、人材としての魅力を損ねてしまう危うさも理解しているので、ちょっとした失敗や挫折ではへこたれない人が多いでしょう。むしろ、これまでの経験を活かして業務を改善したり、新しい考え方で仲間にヒントを与えたりと、会社に新風を吹き込んでくれるかもしれません。

採用から育成までのプロセスがうまくいけば、経験者以上にきちんと定着して戦力化してくれる可能性が高いといえます。

未経験者を採用する際に見るべきポイント

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未経験者採用が成功するかどうか、カギを握るのが選考です。

特に面接においては、きちんとポイントを絞って人物を深く理解し、候補者の資質を見極めて適性を判断することが人材の定着につながります。企業によって重要度は変わりますが、未経験者採用において見ておきたい主なポイントは3つあります。

<未経験者採用における主なチェックポイント>

・基本的なマナーが身についているか
・ゼロからがんばれる前向きさと成長意欲があるか
・コミュニケーション能力があるか

上記の3つ以外に、応募職種に対する適性や個人の資質、ポテンシャルを確認することも重要です。しかし、適性やポテンシャルなどは、面接ではなかなか見えにくいのが実情です。

そこで、活用したいのが適性検査のSPIです。

未経験者採用でSPIを活用する

SPIでは、履歴書や面接では読み取れない「基本的な資質」「人となり」などの理解を深めることができます。

その中でも未経験者採用で重視すべきなのが、ビジネスパーソンとしてどのような仕事でも共通して求められる「汎用的な知的能力」です。

汎用的な知的能力とは、コミュニケーション能力や思考力、新しい知識・技能を習得する力など、ベースとなる能力で、SPIではGATと呼ばれる「基礎能力」の検査項目で見ることができます。

基礎能力の測定内容は次のとおりです。

<基礎能力>

・言語:言葉の意味を理解し、文章や話の要旨を捉える力
・非言語:数的情報をもとに解を導く力や、論理的思考力

基礎能力は、思考力や知識・技術の習得能力と関連が深く、蓄積された情報の量を示す「学力」とは異なります。

つまり、学校の勉強ができる人や、優秀な大学を出ている人でも、基礎能力が低いということは十分ありえるわけです。この基礎能力を把握しておけば、学歴などは優秀でも「相手に理解しやすいように話す力がなく、コミュニケーションがとりにくい」「新しい知識を習得しようという意欲に乏しい」といった、組織にはなじみにくいミスマッチな人材を採用してしまう可能性が低くなります。

特に未経験者採用では、知識や経験で劣る分、基礎能力のポテンシャルが重要です。

SPIを活用することで、優秀な未経験者を採用できる仕組みが整えば、経験者採用よりもコストを抑えて重要な戦力を獲得できるようになるでしょう。

未経験者採用は、適性と汎用的な知的能力の見極めが重要!

採用するなら未経験者よりも即戦力になる経験者、という考え方はまだまだ根強く残っています。しかし、未経験者採用にもさまざまなメリットがあり、眠っている優秀な人材を獲得できる可能性も大いにあります。

未経験者採用の成功のカギは、「適性と汎用的な知的能力の見極めである」といっても過言ではありません。SPIを有効活用しながら、経験者に勝る未経験者を採用しましょう。

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