お役立ちコラム

リファラル採用のデメリット解消!
カルチャーフィットを見極めるコツ

2022年07月21日
  • 採用のノウハウ
  • SPI3の活用

売り手市場が続く中、求人情報を掲載して候補者のアプローチを待つ従来の採用手法に加えて、自社の社員から友人や知人を紹介してもらい、その人材に直接アプローチする「リファラル採用」を導入する企業が増えています。採用コストを抑えて優秀な人材を採用できる可能性があり、定着率も高いなどメリットの多い手法ですが、カルチャーフィットが判断しにくい点に注意が必要です。
本記事では、リファラル採用の概要やメリットの解説とともに、リファラル採用のデメリット解消法のひとつとして、カルチャーフィットを見極めるコツを紹介します。

リファラル採用とは社員に採用候補者を紹介してもらう制度のこと

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リファラル採用とは、自社で働いている社員の友人や知人を、採用候補者として紹介してもらう制度、または採用手法のことです。採用候補者がすでに社会人として働いている場合もあれば、まだ学生の場合もあります。学生を対象とする場合、その学生と同じ大学などの出身社員をリクルーターと呼び、社員にふさわしい人材の見極めを担ってもらいます。

リファラル採用は欧米諸国や中国、インドなどでも多く導入されている手法で、日本でも少子高齢化で労働人口の減少が進み、人材獲得の難度が増すにつれて注目されるようになりました。



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リファラル採用のメリット

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リファラル採用には、長く働いてもらえる可能性が高まる、コストを抑えて優秀な人材を採用できるほか、在職社員にとってもメリットがあります。

リファラル採用のメリットについては、下記のとおり5つが挙げられます。

●即戦力採用ができる

採用ポジションに求められるスキルレベルをよく知る社員の紹介なので、即戦力として活躍できる人材を採用することができます。

●定着率が向上する

社内に信頼できる友人、知人がいることで、入社後のオンボーディングが進みやすくなります。結果として、早期離職を抑制し、定着率の向上につながるでしょう。 

●転職潜在層を採用できる

転職市場に出ていない人材に声がけができるため、「良い企業があれば転職したい」と考えている優秀な転職潜在層へのアプローチが可能です。 

●在職社員のエンゲージメントが高まる

リファラル採用を行うにあたり、リクルーターを務める社員は改めて自社の企業理念や仕事内容、社風などを見直します。これにより、在職社員により深くビジョンが浸透し、エンゲージメント向上が期待できます。

●採用コストが抑えられる

求人メディアや人材紹介会社を使わずに、優秀な人材へ直接アプローチできるため、採用コストを削減できます。

 

リファラル採用のデメリット

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リファラル採用のデメリットを確認しておきましょう。次に挙げる4つのデメリットを把握した上で、リファラル採用の導入を検討の際にお役立てください。

なお、デメリットの中でも、カルチャーフィットの見極めが難しいという点については、解消法を後述します。

●カルチャーフィットの確認が難しい

リファラル採用の場合、紹介してくれる社員の主観が入ることもあるため、候補者の人となりが自社のカルチャーにフィットするかどうかの判断が重要なポイントになります。また、紹介してくれる社員が人となりの良い候補者だと思っていても、必ずしも会社に合うとは限りません。 

●大量採用や即採用には不向き

リクルーターとなる社員が声をかけられる人数には限りがあるため、大量採用には向いていません。また、リファラル採用の対象となる人材がすでに他社で活躍している場合、たとえ本人が転職を検討していたとしても、実際に入社するまで時間がかかります。

●社員の人間関係と配置への配慮が必要

リファラル採用で入社後、知り合い同士で固まって、ほかの社員となじもうとせずに社内で孤立してしまったり、紹介者の退職に引きずられて被紹介者も退職したりといったマイナスの影響が出る可能性があります。
配置に留意し、配置後の人間関係や、採用者への待遇にも気を配りましょう。

●リクルーターの育成が必要

リクルーターが伝える自社の魅力やメリットは、その人の感じ方によって異なります。一貫性のあるメッセージを伝えるために、あらかじめリクルーターを育成する必要があります。

 

SPIの性格検査を活用してデメリットのひとつを解消する

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リファラル採用のデメリットのひとつである、カルチャーフィットするかどうかの確認に役立つのが、SPIです。

SPIは、リクルートマネジメントソリューションズが提供する、適性検査のサービス導入社数No.1(直近1年)※の適性検査のことです。互いの理解を深めるためのカジュアル面談や、最終的な合否を判断する役員面接の前にSPIを実施することで、短い面接時間の中でも自社と候補者の相性を多角的に確認することができます。

SPIには「能力検査」と「性格検査」がありますが、カルチャーフィットの見極めには性格検査が有効です。性格検査の受検データからは、候補者の性格的な特徴、および順応しやすい職務内容や職場の雰囲気を読み取ることができます。この結果をもとに、自社が求める人物像と、候補者の特徴との親和性を確かめ、カルチャーフィットした人材の採用につなげることが可能になります。

 

SPIを活用して、より効果的なリファラル採用を実現しよう

リファラル採用は、まだ採用市場に出てきていない、優秀な潜在層の獲得に役立つ手法です。採用難が続く中、現行の採用手法に加えてリファラル採用を導入する企業は今後ますます増えていくでしょう。

SPIでリファラル採用のデメリットのひとつを解消し、自社に合った人材獲得に役立ててください。


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