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適性検査を比較したいけど、どんな観点で考えればいいの?

2017年12月04日業界トピックス

適性検査の上手な選び方を知って「最もよい適性検査」を探そう

適性検査を導入しようか迷っている方、いろいろな適性検査を比較したい方に向けて、適性検査を選ぶときに気を付けたいポイントをまとめました。


適性検査を比較するのは難しい

現在、世の中にはたくさんの適性検査が存在しています。能力検査、性格検査、ストレス耐性チェック、職業適性検査など、種類も様々であれば、提供している適性検査事業者も、ここ数年で増えてきています。
 そのような中、「どの適性検査も同じに見えて、違いがわからない」「料金や実施時間くらいしか比較するポイントがわからない」といった声をよくお聞きします。
 適性検査は目に見えないものを測定しています。また、使った適性検査がよかったのかどうかは、「採用した人が仕事で成果を出している」「元気にイキイキ働いている」という状態として現れるため、即時的な利用効果が見えにくいのも特徴です。

こんな経験ありませんか?―適性検査選びの失敗談―

とりあえず適性検査を導入してみたものの、「あまりうまくいかなかった」という例をご紹介します。

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私たちは、適性検査を、企業や学生・転職者の将来を左右するツールだと考えています。だからこそ、価格だけで選ぶのではなく、中身もしっかり比べて選んでいただきたい。今回は、適性検査を比較検討するときに、費用や実施時間に加えてチェックしたほうがよいポイントをまとめてみました。

「最もよい適性検査」はありません

どんな企業であってもおすすめできる、一般的に「最もよい適性検査」というものが存在すれば、ぜひお伝えしたいのですが、残念ながらそのような適性検査は存在しません。なぜなら、使う目的によって最適な適性検査は変わるからです。こんな話をすると、「使う目的によって異なる?ただ、いまの採用をよくしたいだけなのに!」という声が聞こえてきそうです。

適性検査を比較するときに重要な観点は、大きく2つあります。

1.問題内容や測定内容が、適性検査の利用目的や対象者に対して適切か

2.適性検査そのものの品質が十分高いか

画像1.JPG1については、「誰に(学生、転職者、社員など)」「どのような場面で(面接の参考、スクリーニング、昇進昇格など)」実施し、「何を見たいのか(人柄、地頭の良さ、要件との合致度など)」を明確にすることが必要です。そうすることで、適性検査がその目的に沿っているのか、求める機能を備えているのかをチェックすることができます。
適性検査を利用するのが初めてで、1のようなことはまだ決まっていないという場合は、2を確認することからはじめましょう。そもそも結果が信頼できない適性検査では、目的に一致していたとしても実施する意味がありません。
このあとは、2の観点について、誰でも確認できるチェックポイントをお伝えします。

適性検査の品質をチェックしよう ~4つの比較ポイント~

適性検査には一般的に担保されるべきとされる品質があります。以下の4つの観点は、導入の目的に合っているか以前に、満たしていないと実施の意味をもなくしてしまうかもしれない重要なポイントです。適性検査を比較する際にはまず、以下の観点を満たしているかを確認してみましょう。

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1. 実績社数・受検者数はどのくらい?

  • 年間利用社数・受検者数
  • 業界・従業員規模・受検者層のばらつき

適性検査で測定している人の特性は絶対的な水準が存在しないため、「一般大学生」「一般企業人」といった何らかの比較対象を置いて結果を算出する必要があります。応募者の傾向が「一般と比べて」どの程度のものかを統計的に算出しています。その際、「一般」の根拠となるのはその検査を受検している受検者データです。受検者数が多いと、そのデータの平均やばらつき度合に「ぶれ」が少なくなり、適性検査の結果を安心してみることができます。

2. 実施するためにかかる企業の負荷・学生の負荷は?

  • 適性検査の実施準備・実施にかかる人事の手間はどのくらいか?
  • 学生にとって負荷の少ない実施方法か?
  • 検査の結果を見るまでにどれくらい時間がかかるか?
  • 企業・受検者が困った時に問い合わせできるサポート体制があるか?

適性検査を実施するために、今以上に無駄な手間や時間がかかってしまっては意味がありません。何か困ったことがあったときに気軽に相談できるサポート体制があると、初めての適性検査でも安心です。

3. 報告書がわかりやすいか?

  • 初めて適性検査を見る場合も、見方がわかるか?
  • 活用のためのサポートツールが十分に用意されているか?

報告書の読み取りやすさは、適性検査を使いこなせるかどうかに直結します。「情報量が多いと、いろいろな結果が確認できておトク!」と思いがちですが、いくら情報がたくさんあっても、結果が読み取りにくいものは結局使いこなせずに無駄になってしまいます。「大は小を兼ねる」と言いますが、適性検査では情報が多すぎるのも困りものです。「選考で確認したい観点が、理解しやすく表現されているか」をきちんとチェックすることが重要です。

4. 結果が信頼できるか?

  • 質問数は十分な数あるか?
  • 「信頼性係数」を公表しているか?
  • 入社後の活躍度との関連性を調査しているか?
  • 問題内容が定期的に見直され、メンテナンスが行われているか?

実績社数・受検者数に加えて、チェックしたほうがよい観点です。質問数の少ない適性検査は検査時間も短く手軽で、一見よく見えますが、1つの質問に対する答えが結果全体に与える影響が大きいため、測定のぶれが大きく、注意が必要です。受けるたびに結果が大きく変わるなど、そもそもあたらない適性検査は実施の効果がなく、本末転倒です。

応募者と企業の未来を決めるツールだからこそ、適性検査はしっかり選びたい

適性検査を検討する際に、知っておいていただきたい比較の観点をお伝えしました。適性検査は、応募者にとっても、企業にとっても、結果がこれからの人生を左右する、影響力の大きなツールです。だからこそ、採用の確かな根拠となるような、「貴社とって最もよい適性検査」に出会えるようにと願っています。