SPI3 NEWS SPI3トピックス

適性検査SPIはオンラインでできる!自宅受検のメリットと注意点

  • SPI3の特徴

2020年12月17日

新しい生活様式の普及に伴って、ビジネスのオンライン化・デジタル化が進んでいます。適性検査を含めた採用活動も、できればオンライン化したいと考えている企業も多いのではないでしょうか。
実は、適性検査のオンライン受検には、テレワークでも対応できるなど、時代に合ったメリットのほか、さまざまな特長があります。
本記事では、オンライン受検のメリットと、自宅受検によって懸念される、適性検査の公平性を守るための対策について解説します。

SPIはオンライン受検が可能

01_pixta_28098569_XL.jpg

リクルートが提供するSPIは適性検査のひとつで、企業が人材の採用を行う際、応募者の人となりを確認する目的で1974年に開発されました。SPIは40年以上の実績と信頼性・妥当性・標準性を兼ね備えた高い品質で、数ある適性検査の中でシェアNo.1(※)を誇っています。

SPIの実施方法は、企業が用意した会場でマークシートを使って受検する実施方法(ペーパーテスティング)と、オンラインによりパソコンで受検する実施方法の2種類があります。オンラインで受検する方法は、実施する場所によって3パターンに分かれます。

※2018年9月実施「適性検査利用調査」(調査実施機関:株式会社クロス・マーケティング)

テストセンター(共通会場)

リクルートの提供会場であるテストセンターに、受検者が出向いて受検します。指定期間内で都合の良い日程・会場を予約し、会場のパソコンから受検する流れとなります。

テストセンターは全国主要会場7都市(東京・大阪・名古屋・札幌・仙台・広島・福岡)に常設会場があり、新卒採用ピークシーズンには47都道府県に会場を用意しています。

インハウスCBT(企業の会場)

受検者は指定された日時に、応募企業または応募企業指定の場所に行き、指定のパソコンから受検します。面接の直前に行うことで、適性検査と面接を1日で終わらせることができます。

WEBテスティング(自宅など)

受検者の自宅や学校のパソコンから受検します。受検者は指定期間内に、自分の都合の良い場所と日程で受検することができます。

適性検査をオンライン受検にするメリット

02_pixta_28469449_L.jpg

適性検査のオンライン受検には、実施する企業はもちろん、受検者にとってもメリットがあります。

ここからは、受検者が自宅でも行えるWEBテスティングにフォーカスし、企業側のメリットと受検者のメリットをご紹介します。

<企業側のメリット>

テレワークでも対応できる
多くの企業で導入が進むテレワーク。しかし、業務の性質上、どうしても働き方に制限がかかる職種では、テレワークへの完全移行が難しい傾向があります。
採用や教育など、対面で行う仕事が多い人事職もそのひとつでしたが、最近ではオンライン会議ツールの導入が増え、面接もオンラインで行う企業が増えてきました。SPIのオンライン受検を活用すれば、採用プロセスのほとんどをテレワークで対応できるようになります。

・コスト削減になる
テストセンターや、受検者の自宅でSPIを実施する場合、会場の手配や当日の運営、受検監督などを行う必要がありません。そのため、採用担当者の負担とコストの低減につながります。

遠方に住む優秀な人材にもアプローチできる
WEBテスティングは、受検者が自宅にいながらにして受検できるため、企業にとっては採用対象が広がります。面接やSPIのために何度も企業に足を運ぶことが難しい、遠方に住む優秀な人材を採用できる可能性も高まるでしょう。

<受検者のメリット>

・移動や交通費の負担がない
WEBテスティングは、期間内ならいつでも自宅や学校で受検可能です。見知った場所で受検でき、交通費もかからないため、受検者の負担は大幅に軽減されます。

自宅でオンライン受検をしてもらうときの注意点

03_pixta_27459544_L.jpg

円滑なオンライン受検のためには、安定したネットワーク環境が必要です。

自宅にWi-Fi環境が整っていればほぼ問題ありませんが、家族が同時にWi-Fiを利用している場合や、集合住宅の一括回線などでは、接続が途切れたり遅延が生じたりする可能性があります。

受検者には、事前に環境を整えておくよう依頼しましょう。

SPIにおける「対策本」への対応

テストセンターやインハウスCBTと異なり、自宅で行うWEBテスティングには監督者がいません。そのため、受検者が市販の対策本などを参照する可能性がゼロではありません。「受検者任せでは、正確な結果が得られないのではないか?」と不安に感じる人事担当者は多いでしょう。

SPIにおける対策本に関する対応についてまとめました。

SPIの公式対策本はない

対策本とは、書店などで販売されているSPIに関する対策本のことです。対策本では、適性検査における能力検査(言葉の意味の理解や文章の要旨の把握、数的処理、論理的思考力など知的能力を見るもの)について、その対策方法を紹介するとしています。

現在、市場にはたくさんの対策本が販売されていますが、さまざまな出版社が任意で編集したものであり、SPIの公式な対策本は存在しません。

対策本による効果は認められていない

対策本に対して、リクルートではさまざまな対応や検証などを行っています。

まず、リクルートで問題を作成するスタッフが主要な対策本をくまなく確認し、類似した問題があれば適宜変更や削除をしています。そのため、対策本の問題がそのままSPIで出題されることはほぼないといえます。

また、性格検査(応募者の性格特徴を見るもの)については、自分の性格を偽って良く見せようとすると、解答傾向の矛盾からそうした傾向を検出できるロジックを導入しています。

さらに、リクルートでは対策本の効果について、定期的に検証実験を行って品質管理に努めており、「対策本による得点上昇は見られない」とする実験結果を得ています(※)。

※2016年3月実施の検証実験より

詳しくはこちらの記事をご参照ください。
「対策本がたくさん出版されているけれど、SPI3の結果は信頼できますか?」

SPIのオンライン受検で、時代に合わせて採用活動を行おう

採用活動のオンライン化は今後ますます浸透し、面接や採用試験などでオンラインツールを導入する企業も増えていくと考えられます。すでに、SPIの場合は、ほとんどがオンライン受検に移行しています。

受検者と企業、双方にメリットがあるSPIのオンライン受検は、3パターンから自社に合った方法を選ぶことができ、対策本を用いた受検や品質管理にも十分配慮しています。時代に合った採用をするために、SPIのオンライン受検をご検討ください。