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コラム-定着 / 配属 / 育成

2011年05月(続)新入社員が会社に適応するために ~定着の鍵を握るのは人事~

インフローソリューション事業部 マネジャー 酒井 輝彦

前回は、若手に対する情報提供を通じた、会社・職場への定着、適応支援についてお伝えいたしました。
今月も引き続き、若手の適応と活躍をテーマに、受け入れ側の上司に対する施策を、具体的な事例を交えてお伝えいたします。

相手を理解してこその育成

写真:酒井 輝彦

入社して数週間から数カ月は人事が責任を持って導入研修などを行いますが、配属されてからの新入社員の育成は、現場OJTでという企業が多いと思います。

前回は若手の考え方や捉え方に着目して、不適応を回避するという話をしましたが、不適応の要因は本人に限ったことではなく、受け入れ側にあることも考えられます。
本人がその組織に定着、適応し、活躍にいたるためには、周りの支援がかかせません。ただ、いつの時代でもいわれるように、育成する上司と本人との間には世代のギャップがあり、コミュニケーションがうまく機能しないことが多くあります。それを回避するには、新入社員が職場を知るだけでなく、受け入れ側(特に上司、OJTリーダー)も新入社員のことを理解するよう努めなければなりません。

みなさんの会社の新入社員を受け入れる上司の方は、配属される新入社員の志望動機や将来の夢などについてご存じでしょうか?

企業では採用のときに実に多くの情報を収集し、その人を採用するかどうかを決定します。しかしその情報が、配属される現場に共有されることは、あまりないようです。

採用時に得た新入社員の情報を現場に繋ぐ

とあるお客様先で、OJTをする受け入れ側の上司に対して、研修を行いました。
入社動機や将来のキャリアプランなど、受け入れる新入社員の情報を書いていただくというワークを行ったのですが、上司はほとんど書くことができませんでした。

日々新入社員と一緒に仕事をしていたにもかかわらず、じっくり入社動機について話をする時間などは取れなかったのでしょうし、そもそもそんなことを考える機会もなかったのでしょう。
この研修を行ったことで、上司は自分たちが新入社員についていかに知らなかったか驚いていました。一方で企画をした人事は、研修に参加した上司が新入社員のことをもっと知りたいのだということが分かりました。

これらの情報は、採用担当者は全て把握している情報です。この貴重な情報がなぜ現場に届いていないのでしょうか?

上司であれば、新入社員に早期に定着し、活躍してほしいと思うものですが、育成する上司が彼らを支援をするためには、相手への理解なくしては成り立ちません。

配属後に上司が自ら知ろうとすることもできますが、育った環境の異なる若手を、自分のフレームだけで捉えることは困難なことです。そう考えると、採用時に集めた情報は大変貴重で、育成側に提供しないということはとてももったいないことだと思えてきます。

最近はこのことに気づき、課題として捉えているお客様もいらっしゃいます。

あるお客様は、採用で得た情報を現場に伝えられていない、せっかく収集した貴重な情報なのにきちんと共有されずにいるのは非常にもったいないという思いから、現場に採用時の情報をキャリーできる仕組み作りに取り組んでいます。例えば採用時に受検したSPI 2の結果を上司に共有することで、新入社員の特徴を知ってもらうようにしています。

図:上司の育成を行う上での有力なヒント

なお、弊社では新入社員がどういうときに充実感を感じるかの情報を収集し、現場に提供しています。
このような情報を通じて、新入社員がどのようなときにモチベーションが上がり、どのようなときに下がるのかを知ることができ、育成を行う上での有力なヒントとなります。

図:入社までの振り返り

新入社員の適応、活躍のために人事ができること

写真:酒井 輝彦

採用とは、採用をした人が入社して終わりではなく、採用した人がきちんと定着し、組織のために活躍するということがゴールです。
年間の採用スケジュールを考えると、入社後のことをじっくり考える間もなく次の採用の準備にとりかからねばならず、新入社員のことは気になるものの、現場に育成を委ねなくてはならない、というジレンマがあると思います。
しかし直接育成に携われないものの、新入社員が適応するために人事が後押しできることはまだまだたくさんあるはずです。今回お話ししたような、採用時に得た情報を現場に繋ぐということもその一つです。

採用時に得た情報を現場に伝えるということは、人事・採用担当者の担っている大切な役割だと、私は思います。入社してもすぐ辞めてしまうというような新入社員を減らすことにも繋がりますし、受け入れる上司にとっても、どんな新入社員が来るのかを知った上で、どのように接し、そして育成するのが良いかを準備してもらうことができます。

採用時の情報はファイルの中で眠らせるのではなく、適宜現場に繋ぐことで新入社員の定着・適応の促進に活かしていただきたいと思います。

若手の定着、適応、活躍について弊社にてサポートさせていただきますので、いつでもご用命下さい。

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